伊勢神宮の参拝

今度、伊勢神宮へ行く予定でいます。そこで、参拝するにあたり知っておくべきことや周辺のグルメ情報などを調べてみます。

伊勢神宮について

伊勢神宮の歴史

垂仁すいにん25年3月、垂仁天皇(第11代天皇)の第四皇女「倭姫命やまとひめのみこと」が天照大御神を鎮座させる地を求め諸国を旅します。「伊勢国」に来ると天照大御神自身がこの地を気に入り鎮座されることとなりました。

以降、皇室の先祖神「天照大御神」を祭る神社として、全ての神社のさらに上に位置する神社として位置づけられました。日本国民の総氏神としても位置づけられています。

近代社格制度では、一般の社格の対象外、「別格」に位置づけられています。

伊勢神宮の正式名称は、「神宮」です。「伊勢神宮」は通称です。

御祭神について

内宮

内宮

御祭神:天照大神

内宮の別宮
荒祭宮(あらまつりのみや)

御祭神
天照大御神荒御魂あまてらすおおみかみのあらみたま

鎮座
御稲御倉みしねのみくら外幣殿げへいでんを越えて、石段を下りると正宮の北方、やや小高い所

内宮に所属する十別宮のうち、第一の位

月読宮(つきよみのみや)

御祭神
月読宮つきよみのみや 月読尊つきよみのみこと
月読荒御魂宮つきよみあらみたまのみや 月読尊荒御魂つきよみのみことのあらみたま
伊佐奈岐宮いざなぎのみや 伊弉諾尊いざなぎのみこと
伊佐奈弥宮いざなみのみや 伊弉冉尊いざなみのみこと

鎮座

①から順にお参りする
ご祭神は月読尊。天照大御神の弟神で外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じ

瀧原宮(たきはらのみや)

御祭神
瀧原宮たきはらのみや 天照大御神御魂あまてらすおおみかみのみたま  
瀧原並宮たきはらならびのみや 天照大御神御魂あまてらすおおみかみのみたま

鎮座

お参りは瀧原宮、瀧原並宮の順

天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「遙宮とおのみや」として崇敬を集めます

伊雑宮(いざわのみや)

御祭神
天照大御神御魂あまてらすおおみかみのみたま

鎮座

毎年6月24日(6月月次祭当日)に行われる御田植式は、とても雅な神事で、「磯部の御神田おみた」の名で国の重要無形民俗文化財に登録され、日本三大田植祭の一つとされます

風日祈宮(かざひのみのみや)

御祭神
級長津彦命しなつひこのみこと
級長戸辺命しなとべのみこと

鎮座
内宮神楽殿授与所の向い側の参道を進み、風日祈宮橋を渡ると右手に鎮座

ご祭神は、伊弉諾尊いざなぎのみことの御子神で、特に風雨を司る神

倭姫宮(やまとひめのみや)

御祭神
倭姫命やまとひめのみこと

鎮座
内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどの倉田山に鎮座

外宮

外宮

御祭神:豊受大御神(とようけのおおみかみ)

天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。

外宮の別宮
多賀宮(たかのみや)

御祭神:
豊受大御神荒御魂とようけのおおみかみのあらみたま

鎮座:
外宮に所属する四別宮のうち第一に位する

御池にかかる亀石を渡り、98段の石段を上った小高い丘の上に鎮座します

土宮(つちのみや)

御祭神:
大土乃御祖神おおつちのみやおやのかみ

鎮座:
御池にかかる亀石を渡り、右側に広がる深い杉木立の中に鎮座します

宮域の地主神、宮川堤防の守護神

月夜見宮(つきよみのみや)

御祭神:
月夜見尊つきよみのみこと
月夜見尊荒御魂つきよみのみことのあらみたま

鎮座:
外宮北御門から西へ伸びる「神路通かみじどおり」の先に鎮座

天照大御神の弟神で内宮別宮 月読宮のご祭神と同じ

風宮(かぜのみや)

御祭神:
級長津彦命しなつひこのみこと
級長戸辺命しなとべのみこと

鎮座:
御池にかかる亀石を渡り、多賀宮へ上る石段の左側に鎮座

風雨を司る。
内宮別宮の風日祈宮かざひのみのみやのご祭神と同じ

参拝には順序があります

外宮⇒内宮の順番で参拝する

伊勢神宮は、「内宮」と「外宮」があります。
内宮は、「ないくう」、外宮は、「げくう」と読みます

正式名称は、
内宮が、「皇大神宮(こうたいじんぐう)」
外宮は、「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」

この2箇所を外宮⇒内宮の順に参拝します。内宮のみ、外宮のみといったどちらか一方のみの参拝は「片詣り」といってあまりよくありません。

神宮のお祭りは、「外宮先祭げくうせんさい」といって、まず外宮から行われます。外宮の豊受大御神とようけのおおみかみさまは天照大御神あまてらすおおみかみさまのお食事を司る神さまですので、内宮に先だって神饌しんせんと呼ばれる神さまのお食事をお供えします。お祭りの順序にならい、お伊勢参りは外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。

御正宮⇒別宮で参拝する

内宮では、まず、「御正宮しょうぐう」へ参拝し、その後、「荒祭宮あらまつりのみや」へ向かいましょう。

外宮は、「御正宮しょうぐう」参拝後、別宮「多賀宮」へ向かいましょう。

作法について

真ん中は神様の通り道

参道の真ん中は、神様の通り道とされています。
内宮は、右側通行。
外宮は、左側通行。

鳥居の前では一礼

鳥居をひとつ超える毎に、神様の領域に近づいていきます。鳥居の前では、立ち止まって軽く一礼してから進みましょう。

手水の作法

手水では手を洗い、口をすすぎます。手や口を洗い清めることは禊みそぎを簡略化した儀式です。
身も心も清め、清々しい気持ちでお参りください。

正しい清め方

  1. 左手を清める
  2. 右手を清める
  3. 左手で口をすすぐ
  4. 左手を清める
  5. 柄杓の柄を清める

内宮には、手水舎の先に「五十鈴川」があります。

二拝二拍手一拝

深いお辞儀を「拝はい」といい、手を打ち鳴らすことを「拍手はくしゅ」といいます。拝も拍手も古来から行われる敬礼作法です。

  • 神前に進み、姿勢を正す
  • 拝も拍手も古来から行われる敬礼作法です。(二拝)
  • 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらします。
  • 肩幅程度に両手を開き、2回拍手を打ちます。(二拍手)
  • ずらした指先を元に戻します
  • 最後にもう1回深いお辞儀をします(一拝)

願い事

御正宮では、日々のご報告と感謝をお伝えしましょう。

個人的な願い事は、第一の別宮でお願いしましょう。

内宮の第一の別宮は、「荒祭宮(あらまつりのみや)」、外宮の第一の別宮は、「多賀宮」です。

五十鈴川の近くにある「滝祭神」は、「天照大御神」に要件を取り次いでくれる神様です。

モデルコース

たべる

伊勢神宮へ参拝したら、是非立ち寄りたいお店を取り上げます

伊勢神宮のぐるめ