名古屋に来たらぜひ足を運びたい神社である熱田神宮。名古屋以外の方には馴染みがないかもしれませんが伊勢神宮ととてもゆかりのある神社です。三種の神器のうちの一つである「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」が祀られており皇室とも縁のある神社です。この地方で初詣といえば熱田神宮に参拝する人が多いです。
「熱田神宮」について
歴史
御祭神
御祭神
熱田大神(あつたのおおかみ)
三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)としてよらせられる天照大神です。
相殿神(あいどのしん)
「五神(ごしん)さま」と呼ばれ、草薙神剣とゆかりの深い神々です。
天照大神(あまてらすおおみかみ)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
大和武尊(やまとたけるのみこと)
宮簀媛命(みやすひめのみこと)
武稲種尊(たけいなだねのいこと)
年中行事
熱田祭り
熱田神宮で最も重要な行事である「熱田祭り」。毎年6月5日に開催されます。約25万にもの人が訪れる名古屋でも有数のお祭りとなっています。
2019年11月14・15日:大嘗祭
亀卜(きぼく)
厚さ1から2ミリの桜の木を燃やしてあぶる 水をかけ「ひび割れ」を作りお米を作る都道府県を占う
文化財
剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)
境内
正門
熱田神宮の南に位置する南門が正門です。ここから真っ直ぐ進んでいくと本宮へたどり着きます。
正門を潜らず、左手に行くと鳥居がありこちらもとてもご利益のある場所となっています。
鳥居を潜ると少し開けたところへ出ます。「別宮 八劍宮」、「上知我麻神社」がお祀りされています
別宮 八劍宮(べつぐう はっけんぐう)
本宮と同じ御祭神をお祀りしています。
本宮と同じ造りとなっています。
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)
大国主社(おおくにぬししゃ)
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)の向かって右手の大国主社です。こちらは、大黒様がお祀りされています。
事代主社(ことしろぬししゃ)
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)の向かって左手の事代主社です。こちらは、えびす様がお祀りされています。
太郎庵椿
正門の大鳥居を進むと、今度は右手に支社があります。
楠御前社(くすのみまえしゃ)
南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)を御祭神とする朱塗りのお社です
孫若御子神社(ひこわかみこじんじゃ)
清雪門(せいせつもん)
不開門(あかずのもん)と言われています。
徹社(とおすのやしろ)
ここから、本宮へ向かう参道となります。
鳥居
手水舎
大楠(おおくす)
鳥居
鳥居を潜ると、ここからが熱田神宮の本宮がありさらには、荒魂(あらみたま)を奉る一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)、清水社(しみずしゃ)、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を奉安していた土用殿(どようでん)があります。
本宮
一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)
こころの小径(こみち)
清水社(しみずしゃ)
土用殿(どようでん)
参道を戻り、手水舎そばの鳥居を出ると右手にお土産コーナー、きしめんの販売コーナーがあります。さらには、池があり、渡ることはできませんが、二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)があります。
見どころ
聖域中の聖域「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」
聖域へと続くこころの小径(こみち)が解禁!
熱田神宮には古くから聖域とされ足を踏み入れることができなかった場所が2ヶ所あります。本宮と一之御前神社です。本宮は主祭神の「和魂(にぎみたま)」、一之御前神社は主祭神の「荒魂(あらみたま)」が祀られています。荒魂を祀る社は境内において”最も神聖”とされています。なので、そこに向かう参道も立ち入ることができませんでした。その聖域中の聖域である「こころの小径(こみち)」が2012年12月に解禁となりました。”草薙神剣”が祀られてから1900年という節目で皆様にお参りできるようにと解禁されました。
荒魂を祀るこの神社では、心身が健やかでなければ悪い気が入ってきてしまうと恐れられていまる。参拝することで「新しい物事を生み出すエネルギーが授かれる」とされています。
美のご利益「楊貴妃の石塔」
世界三大美女・楊貴妃のパワー!美人になれちゃう㊙スポット
「楊貴妃の石塔」といわれる、苔むした石塔が湧き水の中にあります。
なぜ楊貴妃かというと、唐が日本侵略を企てた際、八百万の神々が集まり相談し、熱田大神を絶世の美女・楊貴妃に姿を変え唐へ行き、皇帝を骨抜きにし戦意を喪失させたという言い伝えによります。
湧き水である御神水は、楊貴妃にちなみ美容にいいとされます。石塔に3度水をかければ願いが叶い、ご神水を肌につければ美肌になると言われています。
別宮八劍宮(べつぐう はっけんぐう)
「本宮」と同じ造り、同じ御祭神を祀る別宮の八劍宮
天皇陛下の命により新たに造った宝剣をお祀りしています。
なぜ、新たに宝剣を造ったのかというと、それは、7世紀に起きた「草薙神剣盗難事件」に由来します。「熱田太神宮縁起」によると、「新羅の国の僧が草薙神剣を盗んだものの神剣はひとりでに抜け出し熱田社に還った」と伝えられています。この事件がきっかけで新たに宝剣を造ったとされています。
”やっと草薙神剣が還ってきた”と喜ぶさまを伝えるお祭りがあり、「酔笑人神事(えようどしんじ)」というただただ笑うだけのお祭りがあります。別名「オホホ祭り」といいます。毎年5月4日に開催され参拝者も見ることができます。
信長塀(のぶながべい)
ご利益
御朱印
アクセス
車の場合
駐車場は3ヶ所あり、すべて無料です。
西門駐車場:約40台
東門駐車場:約300台
南門駐車場:約60台
オススメは、正門のある南門駐車場。台数は多くないですが、年末年始出ない限りは大抵停めることができますし、駐車スペースも広いです。
西門駐車場は、国道19号線沿いにあり、本宮に一番近いことから混んでいます。さらに、1台1台の駐車スペースが狭いので大きい車は停めづらいです。
東門駐車場は、第1駐車場、第2駐車場、第3駐車場と分かれていて一番広い駐車場となっています。入り口は、名鉄神宮前駅の目の前になります。
東門駐車場:第1駐車場
駐車場入口を入り、右なりに入っていきます。
東門駐車場:第2駐車場
入り口は、第1駐車場と同じです。駐車場入り口を入って左側です。
東門駐車場:第3駐車場
入り口は、第1、第2駐車場の入り口とは別にあり、50m程南にあります。
電車の場合
名鉄電車
名古屋駅を経由するなら、名鉄電車で神宮前で下車するのが一番です。
駅を出てすぐ目の前が熱田神宮ですので迷うことはないです。
地下鉄
地下鉄名城線の「神宮西」が最寄り駅です。2番出口で地上に出ると、熱田神宮の北西の端に出るので、熱田神宮を左手に国号19号線に沿って真っ直ぐ行きます。
西門に到着します。
JR
東海道本線の熱田駅が最寄り駅となります。名古屋駅からだと、名古屋⇒尾頭橋⇒金山⇒熱田の3駅目です。普通電車で約8分です。
詳細情報
所在地
住所
名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
電話番号
(052)671-4151
拝観
拝観時間 | 拝観日 | 拝観料 | |
境内 | 24時間可能 | 365日可能 | 無料 |
宝物館 | 午前9時~午後4時30分 | <休館日> 毎月最終水曜日とその翌日 年末12月25日~31日 | 300円 |
アクセス
駐車場
東門、西門、南門、それぞれ無料
交通
電車の場合
名鉄「神宮前」
地下鉄名城線「神宮前」
JR「熱田駅」